香港資産運用奮闘記ASEAN・極東 > 帰化申請完了!
2008年03月15日

帰化申請完了!

・・・と言っても、もちろん私がドバイに帰化申請したわけじゃぁありません(笑)
友人のミャンマー人が、金曜日にようやく日本への帰化申請の許可が下りました。
私は彼の帰化申請の手続きを3年越しで色々とアドバイスしていたので、

そりゃぁ、もう感無量です。

帰化申請や出入国管理は、法務省の管轄なのですが、特に帰化申請に関しては
その提出書類がハンパな量ではなく、なんとタウンページ1冊分にもおよびます。

それにしても今回の申請、およそ3年間もかかって(うち1回の申請は却下)、ようやく認められたという感じです。
しかも1回目の却下の理由が、税務調査で追徴課税があったからみたい。
追徴といってもただの在庫の計算ミスですので、まったく意味不明な理由での却下なのですが。。。


彼(ミャンマー人の友人)は、日本で会社を立ち上げてもう10年以上たち、会社を毎年利益成長させて、
法人税・事業税など、日本や地方自治体にも毎年結構な額の税金を払い続けてきました。

そして日本人の従業員も雇用し、日本の学校などにも寄付をして、日本の不動産も購入し、
日本語もしゃべれるし読み書きできるし、もちろん交通違反や犯罪などもないし。

日本にたくさん貢献していて、日本にとって確実に必要な人材であっても、その帰化申請というのは
なかなか一筋縄ではいかず、この3年間かけて日本の移民制度の遅れを痛感しました。
いやーそれにしても、彼も私も、途中何度も諦めかけましたね。。。

日本と同様に、アメリカやシンガポールなども少子高齢化は深刻な問題ですが、
アメリカやシンガポールの場合、移民制度が整っているので、労働人口は減少しにくいという背景があります。

それに比べて、日本は移民制度が非常に遅れています。

なので、外国人の受け入れに対してとてもネガティブです。日本の遅れた移民制度は、
少子高齢化 ⇒ 労働人口の減少 ⇒ 経済規模の縮小 へと直結していきます。

ちなみに例えば、私たちがドバイに行くのには査証不要ですが、
ドバイの人が日本に来るのには査証必要なんです。

こんなんでいいんでしょうか?
こういう細かいところですらも、外国人は日本へ入国しずらい背景があるわけです。

ミャンマーのパスポート←これは、本日で別れを告げる、彼(ミャンマー人)のミャンマーのパスポートです。
彼は母国ミャンマーを捨て、日本人になることを決断しました。

今週から彼は古いパスポートを捨て、新しい日本のパスポートを持ちます。
名前も改名し、戸籍も登録しました。

ちなみに、彼の新しい名づけ親は僕なのですが、世界平和を願う彼の思いを込めた、
とても素晴らしい名前をつけさせていただきました。



まったく新しい人生を歩みだした、ミャンマー人の友人を心から応援したいと思っています。
それと、ミャンマーという国が平和的成長を遂げますように。





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    この記事へのコメント
  1. いい仕事したね!!!!!!グッジョブ!

    ちゃんとした外国人もいっぱいいるのに一部の頭のおかしな外国人の
    せいで真面目に働いている人に影響が出るのはおかしい。
    問題がたくさんあって規制を厳しくしなきゃいけないのは当たり前。
    そんなの他国も同じだもん。他の国に出来てなぜわが国で出来ない?
    日本も早く移民制度が整う事を私も切に願います。
    Posted by ゆき@キグルミ番長 at 2008年03月16日 09:57
  2. 素晴らしい。拍手!!
    そして、お疲れ様でした。

    信じ続ければ、いつか成し遂げられることを体現した貴兄に敬服します。

    お友達のミャンマー人の方も、さぞ心強かったことと思います。

    それにしても、知ってはいたけど、日本はまだまだ国際的に開かれていないですね。こういうことは、人的交流の妨げになって、結果的に日本にとってマイナスにしかならないように思います。

    日本が世界の中で自立した国家として世界と本当の意味で渡り合えるよう、我々ひとりひとりが人間力を高めたいですね。
    Posted by 愛P at 2008年03月17日 00:08

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