先日行ったスーダンの中でも、首都ハルツームはそんなに治安が悪くないと感じましたが、
一昨日からハルツームも厳戒態勢が続いているらしいです。
反スーダン政府武装勢力
「正義と平等運動」(JEM)が、ハルツーム近郊のオムドゥルマンに進攻。
スーダン政府は撃退したと発表したそうですが、未だ緊迫状態が続いているようです。
(
「スーダン政府軍、首都近郊で武装勢力を撃退」 CNNより引用)
オムドゥルマンは、首都ハルツームの隣の都市で、人口はハルツームよりも多く、スーダン国内で一番の大都市。
ここ
オムドゥルマン(旧市街)と、
ハルツーム(新市街)、そして
バハリ(ノースハルツーム)
という3都市が、3つのナイル川(ナイル川、青ナイル、白ナイル)で分断され、スリーシティと呼ばれ、
3都市は大きな鉄橋と渡し舟でつながっています。
先日、私が渡った
ハルツーム〜オムドゥルマンにかかるナイル川の鉄橋は、スーダン政府によって現在封鎖され、
機動隊は装甲車でハルツーム市内をパトロールしているそうです。
いやー、先日行ったハルツームの平和そうな街並みからは、とても想像がつかない状態になっているようで、
現地で知り合って色々優しくしてくれたスーダン人たちのことがとても心配です。
本日スーダン政府は、ハルツーム市内に午後5時から午前6時までの外出禁止令を出し、人道支援団体も
スタッフに対して屋内にとどまるよう指示したそうです。
また、隣国チャドがJEMの訓練をほう助しているとして、スーダン政府は本日、
チャドとの国交を断絶したことを明らかにしました。
(
「スーダン、チャドと断交 「武装勢力訓練をほう助」と」 CNNより引用)
JEMはダルフール紛争で、政府との和平協議に応じていない。
米国務省のマコーマック報道官はJEMを非難し、直ちに戦闘を中止するよう求めた。
今回スーダンで色々な人の笑顔や優しさに触れ、
スーダン国内の平和的解決が一刻も早く訪れる事を心から願っています。
関連記事:
●"スーダン"に関連する記事は以下をご参照ください →サイト内検索「スーダン」
スーダンの銀行めぐり(その1) 〜スーダンポンドを調達するために〜
湾岸産油国、海外で農業投資拡大 〜スーダンの農地開発〜
スーダンのハルツームという都市
WITVダイジェスト 「スーダン・アルモグラン都市開発プロジェクト」
首都ハルツーム厳戒態勢
スーダン(SUDAN)入国後の外国人登録(Passport Registration)について
ハルツーム(スーダン)の警察
スーダン(SUDAN)入国に関して
ドバイ&ハルツーム(スーダン)から帰りました
いよいよスーダンへ
スーダンの査証申請その6 〜いよいよスーダン査証を受け取り〜
スーダンの査証申請その5 〜英文予約確認書(Reservation Certificate)〜
スーダンの査証申請その4 〜英文身元保証書(Letter of Guarantee)〜
スーダンの査証申請その3 〜英文会社推薦状(Recommendation Letter)〜
スーダンの査証申請その2 〜査証申請書(Application For SUDAN Entry Visa)〜
スーダンの査証申請その1 〜観光査証(Toursit Visa)〜
次なるイスラム新興国グループ「SASOLI(サソリ)」
スーダンのハルツーム証券取引所
▼コチラもどうぞ!WorldInvestors.TVダイジェスト(ドバイ・中東・アフリカ)
「石田和靖、アフリカ・スーダンへ行く!」
Posted by causeway_bay at 11:42│
Comments(0)