さて、何回に渡って書き続けてきました
「スーダンの銀行めぐり」。
結局10件以上もの銀行と両替屋を半日かけて足を運びましたが、
どこも円からスーダンポンドへの両替は受け付けてくれません。
結局、
ブルーナイル・マシュレグ・バンクから最後に紹介されたのは、
セントラル・バンク・オブ・スーダン(スーダン中央銀行)。
このときは無我夢中でしたが、後になって冷静になって考えてみると、私がとった行動は、
例えば日本に旅行に来た外国人が日銀へ行って、「両替してくれ」と言っているようなもの
よくよく考えてみると、とんでもなく無謀な行動ですよね(笑)
でもこのときは
あまりの危機感と灼熱地獄でそこまでアタマが回らず、素直に中央銀行へ行って交渉をしてきました。
さすがに中央銀行だけあってか、建物は(スーダンにしては)大きくて豪華!
ちょっと離れた場所からも目立つ建物で、青ナイル沿いに建っています。
で、早速ここで両替をしようと、ほんと無謀な行動に出るのですが、
とにかく中央銀行だけあって厳重な警備体制です。
以下の写真が、中央銀行の警備室なのですが、この黒いガラスの向こうから警備員が10名以上、
中から目を光らせてこちらを見ています。
中から警備員が2名出てきて、
「何の用だ?」と聞かれたので、
かくかくしかじか事情を説明すると、親切に中に入れてくれました。
中に入るときは、
カメラとかはすべてここに預けなくてはいけません。
また
全ての手荷物がX線を通してチェックされました。
なので残念ながら中央銀行の内部の写真は撮れませんでした。
中に入ると受付があって、その後ろにはなんと
「電光掲示板で日本円のレート表が!!」
おぉぉ、ひょっとすると?!と思って期待して、円からスーダンポンドに両替したい旨を話すと、
あっけなく
「できません」と言われました。
そりゃそうですよね。基本的にここは中央銀行ですから、小口の両替などやってくれるわけがありません(笑)
これまでの経緯をすべて話すと、
「スーダン国内で円を両替できるお店は今のところ無い」と言われ、
ようやく諦めがつきました。諦めがついたことで、あと1日、とにかく節約しながら生活するしかありません。
ここ中央銀行の受付の方と色々と雑談をして、中央銀行のレート表や色々な資料をいただいてここを後にしました。
結局両替は不可能だったものの、なかなか滅多に行くことはできないであろう、
セントラル・バンク・オブ・スーダン(スーダン中央銀行)へ行って色々話が聞けたことは本当にラッキーでした。
スーダンの銀行めぐりは以上で終わりです。
この後、少し遅めのお昼ご飯を食べてまた色々なところへ行きます。それでは続きはまた後ほど。
関連記事:
●"スーダン"に関連する記事は以下をご参照ください →サイト内検索「スーダン」
スーダンの銀行めぐり(その5) 〜ついに中央銀行へ〜
スーダンの銀行めぐり(その4) 〜スーダンの銀行はエアコンが効いています〜
スーダンの銀行めぐり(その3) 〜スーダンの喫茶店にて〜
スーダンの銀行めぐり(その2) 〜かなり優しいスーダンの銀行員〜
スーダンの銀行めぐり(その1) 〜スーダンポンドを調達するために〜
湾岸産油国、海外で農業投資拡大 〜スーダンの農地開発〜
スーダンのハルツームという都市
WITVダイジェスト 「スーダン・アルモグラン都市開発プロジェクト」
首都ハルツーム厳戒態勢
スーダン(SUDAN)入国後の外国人登録(Passport Registration)について
ハルツーム(スーダン)の警察
スーダン(SUDAN)入国に関して
ドバイ&ハルツーム(スーダン)から帰りました
いよいよスーダンへ
スーダンの査証申請その6 〜いよいよスーダン査証を受け取り〜
スーダンの査証申請その5 〜英文予約確認書(Reservation Certificate)〜
スーダンの査証申請その4 〜英文身元保証書(Letter of Guarantee)〜
スーダンの査証申請その3 〜英文会社推薦状(Recommendation Letter)〜
スーダンの査証申請その2 〜査証申請書(Application For SUDAN Entry Visa)〜
スーダンの査証申請その1 〜観光査証(Toursit Visa)〜
次なるイスラム新興国グループ「SASOLI(サソリ)」
スーダンのハルツーム証券取引所
Posted by causeway_bay at 12:23│
Comments(0)│
TrackBack(0)│
Edit