さて、
前回(チョルトニン湖)の続きです。
チョルトニン湖から少し歩くと、レイキャビクの港があります。
この港には、漁船はもちろんたくさん停泊してありましたが、それ以外にもクルーザーや軍艦みたいな船、
また、小さめの客船やコンテナ船みたいなものまで、たくさんの船がありました。
アイスランドは日本以上の漁業大国です。
この国の主要産業は、水産業、水産加工業、金属(アルミニウム精練)と続きますが、
聞くところによると、アイスランドの貿易収入のトップが今年あたりから、水産業に替わって、
アルミニウム精錬がトップに入れ替わったそうです。
2008年のアイスランドの貿易収入のうち、アルミニウム精錬が全体に占める割合は45%、
そして漁業が占める割合は36%になる見込みとのことです。
それだけアイスランドは、世界へ向けたアルミニウム輸出がさかんです。
参考までに、2002年のデータですと、貿易収入のうち漁業が全体に占める割合は63%だったのに対し、
アルミニウム精錬はわずか19%程度の輸出額に過ぎなかったようです。
それ以降、
ものすごい勢いでアルミニウム精錬を拡大しているアイスランドですが、この国は、
再生可能エネルギー(地熱・水力発電)を用いたアルミ精錬やフェロシリコン(鉄鋼原料)生産が盛んで、
環境にとことん拘った、
「世界のパイオニアを目指したエネルギー政策」を行っています。
現在、すべてのアルミ精錬施設がフル稼働していますが、国内4番目の精錬所をレイキャビク郊外の
ケフラヴィーク国際空港近辺に建設中。そちらは2012年に稼動開始予定だそうです。
アルミニウムは金属の中では軽量で利用しやすく、様々な用途に使われます。
アルミホイル、缶、鍋、窓枠、エクステリア、建築物の外壁、道路標識、鉄道車両、自動車の車体、
自転車のリム、パソコンや家電製品の筐体などなど。
⇒アルミニウム(フリー百科事典Wikipediaより)
アイスランド証券取引所(NASDAQ OMX ICEX)に上場するアルミニウム精錬会社があります。
Century Aluminum Company(シンボル:CENX)
しかしアイスランドも燃料・原材料の輸入国です。資源高のいまは貿易収支もキュウキュウです。
同社の
株価は3.675クローネ(9/4終値)。2008年に入り下落傾向ですが長期的には面白そうかなと。
関連記事:
●"アイスランド"に関連する記事は以下をご参照ください →サイト内検索「アイスランド」
アイスランドのアルミニウム精錬 Century Aluminum(CENX)
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Posted by causeway_bay at 15:39│
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