また先日のアイスランドの続きを書きます(なかなか書き終わらんなー)。
アイスランド3日目の朝、
Quamの会長バーナードさんと朝食で合流しました。
ホテルのレストランで朝8時に待ち合わせて一緒に朝ごはんを食べながら雑談。
バーナードさんは、仕事の都合があり2日遅れの到着。
ボストン⇒香港⇒ロンドン⇒レイキャビクと移動してきて、
ほぼ地球を1周してきたバーナードさんは、お疲れの様子。
一緒に朝食をとりながら、
「昨日教会に行ってきた」とか
「フーリガンがいた!」とか、
自分が前日1日観光で見た話などをバーナードさんと話しました。
さて、クタクタに疲れきっている様子のバーナードさんですが、
朝9時という早い時間からいきなりアポイントが入っています。
まずはアイスランドの銀行
「カウプシング銀行(Kaupthing Bank)」へ。
ホテルからタクシーで15分程度のところに、同行の本店があります。
ここ
「カウプシンバンク(Kaupthing Bank)」は、香港Quamの提携先で、
今後、Quamで扱う北欧株式市場の金融商品で色々と提携を進めています。
カウプシング銀行は、
時価総額5590億ISクローネ(約6700億円)で、
アイスランドの銀行セクターでは、一応最大の銀行です。
株価は、
9/25現在で755ISクローネで、
1年前から30%以上の下落。
そしてアイスランドクローネという通貨の為替レートも、1年前から
約半分近くまで大幅下落しています。
銀行の中はとても綺麗でお洒落で、ロビーには噴水やオブジェもあり、
まるでホテルのロビーのような雰囲気でした。
確か来客用のスタバみたいなカフェもありました。
バーナードさんがアポイントをとってくれた、同行の担当者とぱちり。
彼らから、北欧の経済について色々お話いただき勉強になりました。
北欧経済は、やはりまだまだ若い。
先進国レベルの生活水準や様々なインフラは整っていますが、基本的にまだ漁業や林業といった1次産業が主流で、
今後3次産業が成長してくる伸びしろはまだまだ多分にあるとのことです。
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Fidelity ノルディック(北欧)ファンド
「石油を必要としない国」が、今後どんな試みをするのか見ものです。
アイスランドは、人口が少なく、株式時価総額も小さく、通貨の流通量も少なく、とにかくボラティリティの大きな
リスクの高い市場であることは間違いありません。サブプライム問題の影響も大きく受けるでしょう。
また、欧州・アメリカの経済に大きく依存し、そして金融は高金利運用の国。
銀行は高金利で資金を集め、リスクをとってそれ以上の利回りをあげねばなりません。
欧州人の習性として「少しでも金利の高いほうへ貯蓄を移す」という傾向にあるそうなので、
アイスランドは、欧州の国々からたくさんの預金を集めているのですが、さて運用はいかに。
ただ、スイスやオーストリーの環境ファンドなどが注目をしている、世界最先端の環境先進国なので、
成熟した先進国が見習うべき素材が詰まっております。今後その分野で注目を集めるのではないかと思います。
ひとつの小さな国のあり方として、小さな国が競争で勝ち残っていくやり方を見つけ始めた段階といえます。
そんなアイスランドという国の色々なチャレンジは、日本もふんだんに見習うべきところが多いでしょう。
↓カウプシング銀行の株価チャート
↓アイスランドのヘットリスヘイディ地熱発電所見学
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Posted by causeway_bay at 16:26│
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