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2010年02月14日

WITVドバイ・アブダビ視察ツアー 〜アブダビ政府系ファンドInvest ADにて〜

昨年11月に六本木のワールドインベスターズトラベルカフェで開催した、
「2晩連夜の中東・アフリカナイト!」


そのときに、メインスピーカーとして日本に来ていただきたくさんお話をいただいた、
私の大切な友人でもある、アブダビ政府系ファンドのCIOデビットサンダース氏。

彼の所属する、アブダビ投資会社(旧ADIC・現Invest AD)を訪問してきました。
私ここを訪問するのは、一昨年の年末に続き2回目となります。

Invest ADはペルシャ湾に突き出た島、アブダビシティの中心部のビルの中にあります。
このビルは、ほかにもアブダビ政府系やUAE政府系の各機関がたくさん入っており、
まぁ言ってみれば、東京の霞ヶ関に建つビルのような感じでしょうか。

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アブダビシティは、ドバイと比べて緑も多く、道路などが綺麗に整備されていて移動しやすい街です。
アブダビは、先代のアブダビ首長シェイク・ザイードが、砂漠の緑化事業に力を入れており、
在任中に1憶2千万本もの木を植樹し、この地域の気温が2〜3度下がったといいます。

そんなアブダビシティの中心部にInvest ADのビルはあります。

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ちょうど私たちが訪れたとき、デビット・サンダース氏はアフリカの出張中で、
ザンビア、ジンバブエなどの企業調査にでかけていました。

というわけで、デビット・サンダース氏によるザンビアからの電話プレゼンテーションです。

プレゼンの内容は、「GCCの概略と今後のGCCについて。」

はじめて湾岸諸国を訪れたメンバーたちにとって、この地域のバックグラウンドや
また将来像などを、解りやすくお話してくださいました。

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そして、後半は同じくInvest ADのエクイティアナリストであるアナヤさんから、
アブダビの不動産開発、またプランアブダビ2030についての詳細をお聞きしました。

プラン・アブダビ2030(Plan Abu Dhabi 2030)
都市構造枠組計画(Urban Structure Framework Plan)



アブダビの将来像は、「2030年までに人口が300万人を超える」という推測で都市計画されています。
また、滞在中のGulf Newsの一面にも載っていましたが、

2月7日夜、アブダビ首長国政府は、総額20億ドルの発電所建設を発表しました。
アブダビは水と電力の需要が、向こう5年間は毎年7〜8%増加していくだろいうと予測されています。



プラン・アブダビ2030とは、アブダビ都市開発評議会が、こういった要素を踏まえて組み立てた、
今後25年間を見越した6000億ディルハム(18兆円)規模の基本開発計画のことです。

いまアブダビには、この地のビジネス環境(低税率や外国人でもビジネスのし易い環境)や、
生活のしやすさ(緑が多く海が綺麗、公園や道路も整備され、先進国並みに整った住環境)など
アブダビに惹かれて、この地に移住する人たちが急増しているそうです。


そういった人たちが、さらにビジネスをしやすく、生活をしやすく、そしてさらにアブダビが
発展していくための包括的な基礎をつくる計画が、プラン・アブダビ2030です。


計画の実施はすで2007年から始まっています。
ドバイの「ドバイストラテジックプラン2015」が発表された直後となります。

アブダビを世界でも最もすぐれた国際都市の1つに発展させていくことを目的としていますので、
多様な文化・生活習慣がこの地に集まりつつあります。

また、人口増加に対応できるための必要なインフラ、住宅、娯楽、ビジネスセクターなど、
順次開発を進めています。

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また計画には、都市間鉄道ネットワークなどのプロジェクトも含まれているそうです。
ひょっとすると近い将来、アブダビ〜ドバイ〜ダンマン〜リヤド〜ジェッダなど、
湾岸地域を横断する高速鉄道が実現するかもしれません。



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また、プラン・アブダビのコンセプトのひとつである「アブダビマスダールシティ」

世界で第5位の原油埋蔵量を誇る、UAE(アブダビ首長国)が、原油に替わる次世代エネルギーである
太陽光や水素や風力、その他様々な環境エネルギーなどの開発を進めています。

ゼロカーボンシティを目指して環境エネルギーの開発をする街「マスダールシティ」

アラビア半島は砂漠の街、一年を通じて雨も数日しか降らない。

世界でももっとも日照時間の長い、湾岸諸国が太陽光エネルギーにおいて、
世界の中心を目指すというアイデアは、非常に高いポテンシャルを感じます。

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そして、中東で初めてF1を開催したアブダビの「ヤス島(YAS Island)」

こちらの開発もまだまだ始まったばかりですが、このような、スポーツ・文化・芸術、
また、ビジネスセンターをあちこちの島で開発しています。

これらのプランアブダビに含まれる都市開発は、アブダビの開発会社アルダー(Aldar)ソロウ(Sorouh)
主に、この2社主導によって開発が進められています。

以下の丸いビルは、アルダー(Aldar)の本社ビルです。ものすごいカタチですね(笑)

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★中東の経済・投資情報、ワールドインベスターズTVでも逐次動画で配信していきます★

⇒次回につづく

witvcafe











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