アラブの21か国と1機構が加盟するアラブ連盟
リビアのシルトで開かれていたアラブ連盟首脳会議が昨日(28日)閉幕しました。
アラブ連盟、今回の会議の最大の議題は、
イスラエルが承認した、アラブ人が多数を占める東エルサレム地区における
「ユダヤ人入植者向け住宅1600戸の新規建設」に関する問題でした。
★「東エルサレム」って、どんなところでしょうか?★
「東エルサレム」は、ヨルダン川西岸地区に位置する地域で、1967年の第三次中東戦争後、
イスラエルが実効支配しています。また、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地として知られています。
1994年に締結したイスラエル・ヨルダン平和条約で、ヨルダンは東エルサレムの領有を放棄しましたが、
パレスチナ自治政府は、
「東エルサレムは、将来に独立国家が実現した際の首都」と位置づけています。
アラブ連盟は今回の会議で、「エルサレムのユダヤ化」の阻止を目的に、「東エルサレム地区における
ユダヤ人入植者向け住宅1600戸の新規建設」に対し、政治的および法的措置を盛り込んだ「行動計画」を採択。
そしてさらに、エルサレムに居住するパレスチナ人を支援するために、5億ドル(約460億円)の拠出を決めました。
聖地を巡る対立、こう着状態が続いています。
「聖地を巡る対立」、それに対して、「神殿をぶっ壊せ!」と唱えるサウジアラビアの著名なイスラム宗教家がおります。
サウジアラビアの宗教家、彼の名は「バラーク氏」
「バラーク氏」は、現在サウジで非常によくメディアに取り上げられる方で、コーラン(イスラム教の経典)には
書かれていない、新しい生活習慣を考慮し、イスラム教に新しい風を吹かせようとしている人物です。
ただ、大きな反発もあり、そうそう一筋縄ではいきませんが、いまのイスラム地域には、
このような「新たな革命家」が出現し大きく変わろうとしている一面もあるのです。
先日(3/26)のワールドインベスターズTV生放送は、サウジアラビア3年在住、エジプト6年在住の経験をもつ、
拓殖大学イスラム研究所の「齊藤力二郎さん」をお招きして、
イスラム宗教家「バラーク氏」と、今イスラム圏が急激に変化していること。
そんなことをお話伺いました。
以下、一週間限定の再放送分になります。
是非、サウジアラビアの宗教家「バラーク氏」のお話ご覧ください。↓↓
【ライブアーカイブ】ドバイ政府 ドバイワールド支援表明
ゲスト:齊藤力二朗「日本人の知らないイスラム世界」(2010/03/26放送分)
Posted by causeway_bay at 15:12│
Comments(0)