今日は、Sくんのお客様で某都銀担当者からファンド購入を勧誘されている
O社長のもとに伺い、色んな談義を交わしてきた。
O社長の奥様がこれまた明るく積極的な投資家で、(^□^;
アメリカ、ニュージーランドにそれぞれ銀行口座を保有しており、
為替取引でお小遣いを稼いでいるようだ。
そんなO社長の奥様が、今回某都銀から、恐らく東ヨーロッパ系の
オープンファンドの購入を勧誘されており、「このファンドはどうか?」
とSくんに相談したところ、Sくんが「もっと詳しい人がいますよ」と
ワタクシのことを紹介してくれて、今回Sくんと一緒にO社長のもとへ
同行することになったのであった。
初めてお会いするO社長とその奥様、そしてその飼い犬は、
大変明るく面白いイイ人だった(飼い犬もイイ犬だった)・・・
そんなO社長、奥様、Sくんと、
日本経済のマクロ的談義から、年金、株、為替、不動産、税金の話などで
盛り上がり、ファンドの本質・仕組み的なものから、
インドやタイ、東ヨーロッパにフォーカスされたファンドの組込み銘柄まで、
いやぁ〜、それはそれは本当に有意義なお話をさせていただきました!
(人に話をしていると、自分自身も勉強になるんですよね〜〜〜)
今日は「投資信託(ファンド)」というものを人に説明するにあたって、
自分の中での再認識の意味も込めて、用語の意味を載せてみました。
(※以下の文章は、
「モーニングスター投資講座」より引用)
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1.投資信託(ファンド)とは
投資信託とは、簡単に言えば、たくさんの人々から集めたお金を一つにまとめ
て、それを株式や債券などに投資し、収益をあげていくことを目的とした仕組
みです。
株式や債券は値上がりを期待できますが、一方で値下がりのリスクもあります。
そこで投資信託では、多くの投資家の資金をまとめて大きなファンドを作り、
そのファンドで数多くの株式や債券などに投資します。
こうすることで、投資のリスクを少なくすることができます。
どのような株式や債券に投資したら期待する収益をあげることができるか、
投資信託では投資対象の選択をプロのファンドマネジャー(投資運用の専門
家)が行います。
上の図のように、投資信託は、少額のお金でも大資産の投資と同様、
たくさ
んの投資対象に分散投資ができ、投資の専門家のサービスを受けられる仕
組みなのです。
「投資信託はあらゆる投資家のニーズに応えられる商品である」と欧米ではい
われています。日本でも、現在、5,000本以上のさまざまな投資目的をもった
ファンドが提供されています。
値上り益を追求する株式ファンド、
ほどほどの値上り益と利回りを同時に求めるバランスファンド、
安定した利回りを重視する公社債型のファンドなどがあり、
また、積極的な投資家向きには、海外の新興国に投資するファンドや、
オプションや先物などデリバティブに投資するファンドもあります。
2.投資信託と銀行預金の違い
投資信託とは何かを知るために、銀行預金と比べてみることにしましょう。
銀行は預金者の資金を預金という形で集めて、
これを資金を必要としている企業に貸し出します。
一方、投信会社は投資家から投資信託という形で資金を集めて、
これを企業が発行する株式や債券に投資することによって資金を供給します。
銀行も投信会社も、ともに貯蓄者の資金を調達者に結びつける仲介者の役割を
果たす点では共通しています。
しかし、銀行預金の場合は、企業への貸し出しによって得た利子は銀行の収入
となり、預金者はその中から一定の利息を受取るだけなのです。
一方、投資信託では、投信会社はそのファンドの投資運用を委託され、運用の
手数料を受取るだけで、投資による収益はすべて投資家のものとなります。
したがって、投資信託では投資のリスクは直接、投資家が負担することになり
ます。投資によって大きな利益を得ることもできますが、逆に、投資による損
失も投資家の負担となり、場合によっては当初投資した元本の回収ができなく
なるリスクもあります。
これに対し銀行預金では、企業への貸付のリスク(不良債権となって貸付金が
回収不能になるなど)は銀行が負います。預金者は元本と一定の利息の支払い
を銀行から保証されています。しかし、それ以上の収益は銀行のものとなり、
預金者はもらうことはできません。
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・・・どうですか?ファンドの仕組み分かりましたか?
「そんなこと分かってらい!」ってお思いになるかもしれませんが、
このファンドの仕組みも分からずに、ただ「儲かりますよ!」の一言で、
証券営業マンから購入を勧められ、結果損して「だまされた!」と
自分自身の勉強不足と投資判断のミスを他人のせいにする投資家も
実際のところは少なくありません。(ね?Dくん?・笑)
今日お話させていただいたO社長夫妻は、とても勉強家です。
今後もいいお付き合いをさせていただけたらなーと思いました。
・・・というわけで、明日からまた香港に行ってきま〜す☆
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