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2004年11月23日

香港の住宅事情

2004.11.20 香港徒然2日目。午前中は銀行へ行く。
(香港は土曜日の午前中も銀行窓口が開いているのだ)。
HSBCの支店に行き香港ドルでお小遣いを引き出し、新しいファンドのパンフレットをもらう。

色々とお世話になってるカスタマーサポート担当者の若い女性行員Tさんは不在だ。
彼女日本(北海道)が好きらしいのでまた北海道旅行にでも行ってるのだろうか。。。


その後遅めの朝食は糖朝(ここ最近日本に続々出店)で、帆立貝柱のお粥(あっさり風味の中にも味わい深く、
これがメチャ美味いっっ!しかも量が多くて安いっ!)を食べて、スターフェリーで香港島に向かう。


ヒルサイドエスカレーターセントラルからヒルサイドエスカレータを昇り、無国籍な飲食店や雑貨屋が並ぶエリアを散策。

ヒルサイドエスカレーターとは、
中環(セントラル)と香港島の中心方面「ミッドレベル」(山の上の方)を結ぶ
20基のエスカレータ。全長は800メートル。



いや〜、長い長い・・・。こりゃ下りは大変だ・・・。
時々横を見ると、高〜い高層住宅群。汚いマンションや、綺麗なマンションや、
同じエリアでも建物によって千差万別。

このヒルサイドエスカレーター、6:00〜10:00の時間帯は上から下へ
10:00〜23:00の時間帯は下から上へ動く。23:00〜翌朝6:00までは運転停止。

ところで、10:00丁度にエスカレーターに乗ってる人は、
時間きっかりにエスカレーターの動く方向が変わって焦るのではないかと、疑問に思った。f(^_^;


香港は所得水準によって住む場所が変わる。

家賃はビクトリアピークが一番高く、山の中腹がその次に高く、海沿いの低地は安くなっている。
さらに言えば、香港島が高く、九龍が少し安く、新界が一番安い。

ミッドレベルというのは山の中腹という意味で、中環の南にある地域。
このあたりの新しいマンションは3LDKで月60〜100万円くらいの家賃が一般的なので
高所得の人しか住めないエリアだ。(いつか住んでやるか。フフ。)

そのミッドレベルと中環を結ぶのがこのヒルサイドエスカレータというわけ。
(香港の家賃相場はこちらから→エイブル香港

・MTR銅鑼湾(コーズウェイベイ) 2BedRoom 家賃HKD9,800(約137,000円)
・MTR銅鑼湾(コーズウェイベイ) 3BedRoom 家賃HKD8,000(約112,000円)
・MTR湾仔(ワンチャイ) 2BedRoom 家賃HKD28,000(約392,000円)
・MTR湾仔(ワンチャイ) 2BedRoom 家賃HKD32,000(約448,000円)
・MTR尖沙咀(チムサァチョイ) 2BedRoom 家賃HKD15,000(約210,000円)
・MTR尖沙咀(チムサァチョイ) 2BedRoom 家賃HKD9,000(約126,000円)


ちなみに香港の住宅の大きな特徴、それは高層でベランダがないこと
理由は簡単、極端な住宅地不足のために敷地ぎりぎりにビルを建てなければならない。
余分なでっぱりを作る余裕はないのだ。

洗濯物はどうやって干すか??
その答えの一つは、「釣りざお方式」。窓から釣りざおのように竹の竿を出している。

その竿にまるで旗のように洗濯物が干してあるのだ。
なるほど、こうすれば自分の領土?を洗濯物で占領されることもなく干せるわけだ。

しかしどうしても見た目が悪い・・・。(^ー^; 
ちなみに高級マンションはこの釣り竿が無い。乾燥機で乾かしているのかな?
それとも室内に洗濯物を干すスペースがあるのか?

香港の住宅事情は、上下の差がかなり激しい。
家賃が1ヶ月100万円以上する高級マンションもあれば、2万円くらいの安い公団住宅のようなものもある。

ちなみに公団住宅は需要が高く、入居には現在7年待ちだとか・・・。
そして安いアパートには釣りざおが乱立している。

住宅のほとんどが集合住宅なので、
洗濯物を干した釣りざおが窓という窓からいっせいに差し出されているのは、ある意味圧巻である。

「日本は狭い」と言いつつも、庭のある家にふつうに住める日本人はある意味贅沢
香港のほとんどの人たちが「自分の土地に庭がある」という状況とは一生無縁に過ごすことがほとんどだ。


さて、そんな高層マンションが乱立するミッドレベルから別の道をくねくねと下りる。
天気がよいので散歩にはもってこいだ。

香港島は高層ビル群のすぐ後ろに山もそびえ立ち、都会なのに適当に緑も多い。
途中、香港動植物園(無料)の中を抜けて、またセントラルに戻る。

セントラルに戻ってからは、ブランドショップなどを物色(見てるだけ〜・笑)し、
トラム(路面電車)の2階最前列の席に乗り込み(ここに座ると「香港に来たんだな〜」と実感)、
香港島の西端の街、上環(ションワン)から、北端の街、北角(ノースポイント)まで、
1時間近くかけての〜んびりとトラムの移動を楽しむ。


北角で地元の食堂に入り、ちょっと遅めの昼ご飯。
美味いんだかマズイんだか分からない、豚肉のゴハンものを食べた(笑)。

北角は中環と比べると、街の空気がなんだかゆったり。
街ゆく人も、地元っぽいラフな格好の人が多い。

北角からホンハムまでフェリーで戻り、ホンハムからさらに尖沙咀(チムサァチョイ)まで、海沿いをバスで移動。
尖沙咀で買い物&マッサージ、夕方には地下鉄で湾仔(ワンチャイ)まで移動し、
朝から飲茶のできる庶民的なお店「龍門大酒楼(ロンムンレストラン)」で晩ご飯に点心を食べる。

ビクトリアピークからの夜景たらふく食べて夜の9時。セントラルからピークトラムでビクトリアピークへ上る。

それにしてもここからの夜景は何度見ても感動。
「高層ビル群の規模はマンハッタンに負けるけど、
夜景の素晴らしさではマンハッタンの比ではない。」
と、
どこかのホームページに書いてあった。


※こちらからビクトリアピークの夜景をEカードで送れます→香港政府観光局


帰りもトラムでセントラルまで下り、食後のお酒を飲みに、蘭桂坊(ランカイフォン)という
無国籍エリアのこれまたお洒落な店に行く。

ここも坂道の多いごちゃごちゃしたエリアで欧米人が多く、街の雰囲気は(六本木+長崎)÷2って感じ。

ここで赤ワイン1本空けて、ほどよく酔っぱらい、地下鉄の終電で尖沙咀に戻り、1:00頃就寝。


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香港に暮らす
 ・本場の中国料理をはじめ、さまざまな国の料理が楽しめて、治安が良く
  日本人には最も暮らしやすい国の1つといわれている香港。
 ・現地で生活する日本人の体験をもとに香港で暮らすためのノウハウを紹介。




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    この記事へのコメント
  1. Kzさん、お帰りなさい!ブログの夜景超綺麗ですね!

    確かに、住宅事情はちょっと日本では考えられないですよね。ビクトリアピークに至るまでの、あの急な坂道に所狭しと並ぶ高い建物。。。空港から市街に行く途中にも、ペンシルビルの集団が点在してますし。地震が多い日本では考えらない、とてもSFチックな光景でした。
    Posted by 巣鴨マン at 2004年11月25日 12:48
  2. 巣鴨マンさま、いらっしゃいませ!(^O^)

    ほんとあの高層住宅の光景はすごいよね。確かにSFちっく・・・。
    でも「そんな高層住宅とビクトリア湾をピークの上から毎朝見下ろす。」
    そんなリッチな立地にところにいつかセカンドハウスを構えよう〜〜☆
    10年後、楽しみだね♪

    次回香港に行くときは、物件の下見かな?(笑)



    Posted by kz@銅鑼湾 at 2004年11月25日 23:07

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